こんにちは。いよいよ梅雨入りですね。
雨もジメジメも気分が落ち込みがちですが、気持ちは晴れやかに過ごしていきたいですね。
さて、これまでも時々ブログに書いている『減塩のススメ』
今回は、味噌汁の減塩を極めるの巻!と題して、減塩方法を味噌汁に特化して考えていきたいと思います。
味噌汁の減塩
味噌汁は、出汁を味噌で調味した汁野菜や豆腐、わかめなどの具材を加えた汁であり、日本料理の定番とされています。
全国各地でいろいろな具材や味噌の種類が使われており、毎日食べる方も多いのではないでしょうか。
最近では、他のスープにはない様々な特徴を持つ発酵食とされ、栄養価が高く、腸内環境を整え、免疫細胞を活性化すると注目を集めています。とは言っても、減塩となると『味噌汁は、ちょっと控えないと…』と考えてしまう人も多いかもしれませんね。
味噌汁1杯あたりの塩分は約1.2g程度とされています。少し減塩を意識すれば、過度に控える必要はないのです!
むしろ上手に減塩して、毎日楽しめるかもしれません。
減塩でも美味しい味噌汁にするポイント
出汁の旨味を活用する
減塩味噌汁に欠かせないのが、旨味成分を含む出汁を活用することです。
出汁には、旨味を構成するグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸が含まれています。
旨味がたっぷり含まれていると風味が増し、具材本来の味が引き立つため、減塩の物足りなさを補ってくれます。
また、グルタミン酸とイノシン酸の両方を摂ることで、旨味の相乗効果が生まれとも言われています。
例)鰹、昆布、干し椎茸、貝類、肉魚
顆粒だしには、塩分が多く含まれているため、少し手間ですが、出汁をしっかりとることをおすすめします。
風味を活用する
七味やゆず、胡麻などの風味を加えることも減塩味噌汁を美味しく感じさせる工夫の1つです。
好みや具材に合わせて使用すると良いでしょう。
カリウムや食物繊維が豊富な食材を具に選ぶ
塩分が体内に吸収されるのを防いでくれるカリウムを多く含む食材や、塩分を体外に排出する働きのある食物繊維が多い食材を具材に使用しましょう。
【カリウムが豊富な食材】
ほうれん草、切り干し大根、芋類、海藻類
【食物繊維が方法な食材】
根菜類、こんにゃく、キノコ類、海藻類
具沢山の味噌汁にする
具材の量が多いとお椀の一杯あたりの汁の量が自然と少なくなり、塩分摂取を控えることに繋がります。
また、具沢山にすることで満足感も得られ、汁に出た具の栄養素も同時に摂取できるため、食事のバランスが整います。
工夫次第で味噌汁は、減塩でも美味しくなります。栄養価が高く、消化にも良く、カロリーも低い味噌汁を積極的に取り入れていきたいですね。
クリニックでは、積極的に減塩指導を行なっています。ご質問・ご相談がある方はいつでもスタッフにお声かけください。