みなさん、市民検診は受けられましたか?
健診は今までの生活習慣や食生活を見直すよい機会だと思います。
それぞれ注意すべき点はあるかと思いますが、最近はなかなか食事がとれず、体調不良や気分の落ち込みなどの症状がある高齢者の方が多いように感じます。
高齢者の方は・・・
①かむ力の低下から食事に偏りがある
②孤食が増え、食事の簡素化や欠食しがちである
③胃腸など消化機能、嚥下機能などの低下
以上の原因より栄養状態が悪くなり体や心のバランスをくずし、健康に悪影響を与えてしまいます。
なんとなく、体がだるく、やる気も出ないと感じる方は、一度食生活を見直してみるのも良いと思います。
高齢者の方が積極的に取り入れていただきたい栄養は
タンパク質 カルシウム ビタミン ミネラル などです。
タンパク質は筋力をつけるために必要です!
適度な運動とタンパク質を上手にとることで筋力低下を予防します。
カルシウムも骨を強くします。ビタミンDと一緒にとると効果的です。
ビタミンやミネラルも同様に大切です。
<対応策>
①普段の食事にプラス1品しましょう!卵、豆腐、納豆などの大豆製品、牛乳など乳製品、野菜のおひたしなどを追加しましょう。
②食材はたべやすいように、1口にカットしましょう。片栗粉などでとろみをつけましょう。
③繊維のある食材は煮込んで柔らかくしましょう。野菜に含まれるビタミンには水に溶けやすい種類のものもあるので、野菜たくさんのスープなんで効果的ですね!
④おかずから食べましょう。最初に炭水化物を食べるとお腹がふくれてしまうので、食べる順番にも気をつけましょう。
⑤水分はしっかりとりましょう。
⑥栄養補助食品も上手に取り入れましょう。飲むタイプ、ゼリー状のものなど、いろいろあるので試してみてください。
それでも「一人暮らしで自炊しない」「つくっても食べきれないから、買ったほうが早い」と思われる方もいらっしゃると思います。
最近のスーパーでは1日に必要な野菜が入ったサラダや30品目とることができるお弁当など、たくさんの種類があります。
お弁当を選ぶときは、できるだけいろいろな野菜が入ったもの、脂ものが少ないもの、食べきれる量のものを選ぶようにしましょう!
少しでも食欲が増すように、食事前に適度な運動をしたり、見た目も彩りよく華やかにするのも大事ですね!